U 青少年教育
1 土曜日 公民館は子供たちのサロンです。〜学校週5日制事業の取り組みについて〜 福岡市筑紫丘公民館 館長 橋本 浩美

事業名 泉台わくわくランド・生き生き子ども講座
事業の目的  
@ 子ども達がいろいろな遊びを通して、技量が上達していく喜びと達成感を味わう。
A 異年齢集団の中で、共に遊ぶ方法を学び友達を作る。
B 上級生の子どもたちに、下級生の子どもたちへの思いやりやリーダーシップを身につける。
C 子ども達が自主的に遊ぶことが出来る。
D 「子どもたちの居場所」を地域・家庭・学校の三者が一体となって見守り、育んでいくことを日常的な環境にする。
事業の実施主体

北九州市 立泉台市民センター ・泉台校区まちづくり協議会

連携・協力機関・団体等

北九州市 立泉台小学校

事業予算  

泉台わくわくランド 文部科学省地域子ども教室推進事業約 100 万円(国庫補助事業)

生き生き子ども講座 報償費 18000 円(市費)
事業の内容
《生き生き子ども講座》
基本的には毎月第1土曜日 10時〜12時。前・後期5回ずつ実施しました。
月日 内      容
5/9  到津の森へいこう
6/20  何をはさもうかな ?(楽しくサンドウィッチ)
7/7  たなばたかざり
9/10  プラネタリウム見学とプラコップキーホルダー作り
10/6  ウレタンで作ろう!みんなのワンコ
11/17  自衛隊ってなあに? (自衛隊見学)
12/1  みんなでメリークリスマス〜ツリーを飾ろう
1/12  昔遊び (百人一首と大判カルタ取り)
2/2  お面づくりと豆まき
3/1  生き生きクッキング「おひな様料理」
活動のサポートに、PTAや地域の人にボランティアをお願いしました。事前に集まって予習をした上で本番。特に1月の昔遊びでは6年生が計画・打ち合わせ・準備に何度もセンターに集まり、当日は受付・司会・進行・低学年のお世話から後片付けまですべて自分たちの手でやり遂げました。はねつき・福笑い・こま回し・すごろく・・・昔の正月遊びを堪能しました。
《泉台わくわくランド》
  文部科学省の子どもの居場所作りとして平成16年度よりできた、地域子ども教室推進事業で、毎週水曜日の放課後と第2,4土曜日の午前中。場所は基本的に泉台小学校で行いました。
  バドミントンコース・けん玉コース・室内遊びコースの3コースにそれぞれ希望のコースで募集をし、月に一回程度はスペシャルデーとし、全てのコースの子どもたちが一同に遊べるようにしました。
曜  日 内  容 場  所
第2土曜日 けん玉 泉台小体育館
第4土曜日 バドミントン 泉台小体育館
第2水曜日 バドミントン
(個人練習)
泉台小体育館
他の水曜日 室内遊び 泉台小
プレイルーム
 けん玉とバドミントンは月1回講師に来ていただいています。バドミントンは第2水曜日を個人練習の日とし、それぞれ練習します。けん玉は室内遊びの際に練習する子がいます。そのためか、月1回ではありますが、講師の目には子どもたちの上達しているのがわかるそうです。
  スペシャルデーはその季節にあった行事にあわせて行ったり、ドッヂボールや風船バレー、ドッヂビーなどをしたりしました。そうめん流しは校区まちづくり協議会と小学校PTAと合同で行い、200人以上の親子が集まりました。
《子ども会議》
  9月に入り、「子ども会議」と称して5,6年生の子どもたちにより、現在のわくわくランドへの思い、今後どのようなことをしたいかなどをワークショップ方式で考えてもらいました。さすがに子どもたちの想像力です。中には到底出来そうもないものもありましたが、全学年を通して出来るものを考えました。3学期は4年生も含めて会議をし、具体的にどのようなことをしたらいいかの話し合いをしました。まず3学期に一度計画し、バレーボールをすることに。チーム編成、どのボールを使うか、ルールはどうしよう・・・などは子どもたちみんなで考えました。
 結果は・・・。やはり初めてなので思い通りにはいきません。しかし、失敗だったとは思いません。自分たちでできたという達成感があったと思います。また次にやるときにどうすればうまくいくかを考えれば良いのではないでしょうか。

成果と今後の課題
 今、子どもたちを取り巻く環境は、大事にするがゆえに、何でもお客様にしてしまうところがあります。そのために子どもたちが自分で考え、自分の言葉で意見を言える場がなくなってしまっているのではないでしょうか。「子ども会議」を通して、子どもたちが自ら考え、自分たちの手で計画し、行動に移すことは大変貴重な体験が出来たと思います。6年生は卒業していきますが、中学生ボランティアとしてお願いしています。
  今後は子ども会議を増やし、もっと子どもたちが自主的に遊び、達成感を味わえるよう、周りの大人たちはそれを見守っていきたいと思います。

問合せ先
〒803-0844
北九州市小倉北区真鶴1-5-15
北九州市立泉台市民センター
TEL/FAX 093-571-3281
Eメール sz-cc@ktqc02.net
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