市町村のページ<特集:公民館と子どもたち>
アンビシャス広場運動で新しい出会いを
直方市上新入川東公民館

 上新入川東地区は、青少年育成に大変熱心な地区で、「新入地区農業農村活性化委員会」を中心に青少年を対象に多くの取り組みを行っています。特に小学校前に設けられたアイガモ農業は、地域の保・幼・小・中の幼児・児童・生徒に開放し、田植えから収穫まで、農業体験の場として役立てています。
 川東公民館では、昨年度から県のアンビシャス広場づくり運動に参加し、子ども達に、将来の夢と希望を与えるよう広場を開設しました。当初、週四日開設でしたが、地域の大人や、子ども達の要望があり、月曜日を除き毎日開設しています。
 月に一回程度は主催事業を計画しています。
 紙トンボづくりでは、市の高齢者大学で学ぶお年寄りを講師に、招きました。会場には、入りきらない程子どもたちでの大盛況でした。また、川東地区の大人子どものグランドゴルフ大会は、近くの運動公園を利用し、大人子どもペアーのチームでがんばりました。
 三月から待望の太鼓の講座を設け、今五年生を中心に九人のメンバーがそろい練習しています。
 広場では、天気のよい日は、グランドゴルフやバトミントン等推進員(広場の管理人)と共に楽しく遊んでいます。子どもの来ない月曜日は、大人の研修日で、グランドゴルフクラブが出来るほど熱心です。
 本来新入地区は、子育てを地域みんなで考える伝統があり青少年育成・子育てには熱心です。こんな土壌がアンビシャス広場にも生かされています。餅つき、凧づくり、凧揚げ大会等主催行事のほか、盆踊り等地域の行事にも積極的に参加する子ども達が、少しずつ増えています。雨天時の読書、囲碁将棋、ビデオ鑑賞の幅広い活動から、子ども達が今何を考えているか、経験のない異年齢等の集まりの難しさを何とか乗り切るよう大人の既成観念を振り払う努力と、子ども達の生き生きした姿を追いながらの毎日です。


紙トンボづくり

親子グランドゴルフ

川東太鼓の練習


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