市町村のページ<特集:公民館と子どもたち>
メダカの学校
朝倉町公民館

 「だれが生徒か先生か。皆が先生であり生徒であってほしい。」という願いから始まったメダカの学校。
 「いつの間にか自然が壊れ、メダカやホタルなどの生物が消えてしまっていました。何とか以前のように自然環境を取り戻したい。私たちが味わった体験や光景を子供達に味あわせてあげたい。美しい思い出を残してあげたい。」という願いと後悔からメダカの学校が開設されました。
 将来を見据え、何よりも町づくり、人づくりを大切に願い、大楠校長を中心に毎月土曜の午後、二時間程度の教室を開いています。開設してから二年目となり新たな取り組みを模索しています。
 初年はメダカの生態や飼育の仕方を勉強しました。町の川の生態系や自然生物の観察。そして、秋祭りに活動等の展示を行い、飼育を希望する人たちにメダカを分けました。
 メダカの学校は、様々な方々からの協力のもとに展開しましています。特に、朝倉町には福岡県内水面研究所があり、講師指導をお願いし、メダカの育て方、増やし方等を学びました。
 朝倉町では、メダカの学校を生涯学習の一環として位置づけ、子供達の大切な情操教育の場として後押ししています。
 今年はメダカの飼育と共に、ホタルの一生や生態を学び、人工飼育の関係を学び、ホタルが乱舞することを楽しみに活動しています。
 その試みとして児童公園にホタルの住む池を造ろうと、五月完成を目指して、ボランティアの人たちを中心に池造りに励んでいます。
 生徒達もホタルの飼育箱の制作や水草などを半分出来上がった池に植え付けて、ホタル池の完成を心待ちにしています。夏にはホタル捕りに皆で出かけ、ホタルを飼育することを楽しみにしています。
 いつの日か町中にホタルが飛び交うことを夢見て。


福岡県内水面研究所での環境学習

メダカの稚魚を池に放流

朝倉町教育委員会教育課生涯学習係
TEL  0946−52−1112
FAX  0946−52−3434
Eメール kodomo-ce@asakura.ne.jp

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