市町村のページ<特集:公民館と子どもたち>
不登校児を支える「ボランティア友愛ゆり」の確かな歩み
福岡市和白東公民館
 不登校児を支える会「ボランティア友愛ゆり」は、登校拒否や学習についていけない子ども達一人ひとりを地域の中で大切に見守り、子ども達の自立学習の支援を行うことを目的として、平成13年5月から活動を行っています。
◆活動内容
  1.学校復帰を目的とした不登校の子ども達及び引きこもりの青少年、大学受験資格検定者の学習相談と支援
  2.学校復帰後の学習支援及び身障者への学習支援
  3.悩みを抱える保護者に対する相談受付
◆活動日
  毎週月曜日 9時30分〜12時30分  毎週日曜日随時

◆活動状況(平成13年5月〜平成15年9月末現在)
  ・相談件数 和白東公民館来館17件、電話相談12件、中学校への相談5件
  ・公民館来館の内訳 小学生2名、中学生5名、高校生8名、大検受験男子1名、20才女子1名
  ・学校復帰者8名(高校進学5名、海外留学2名、中学3年1名)

 活動開始当初には、悩みを持つ保護者への呼びかけや地域ぐるみで子ども達を見守る環境をつくるために、公開討論会「青少年フォーラム in 和白東〜不登校を考える」を開催しました。保護者からの電話相談に応じて、ボランティアが家庭訪問を行い、子ども達を誘い、学校の建物や家庭で遊ぶ子ども達の様子を見せ、学校への興味を促しました。学校復帰後も子ども達の学習及び心理面のサポートを行っています。
◆成果
 平成15年9月、不登校などの子ども達全員が学校に復帰しました。
学校復帰は子ども達の最大の願いです。保護者の喜び、子ども達の輝いた笑顔を見るたびに、今後も、この活動の灯を絶やすことなく続けていこうと思っています。

公開討論会
公開討論会

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