市町村のページ 〔特集:公民館と子どもたち〕
地域の子どもたちの居場所づくりと体験活動の推進
行橋市蓑島公民館

   平成14年4月より学校5日制が実施されたのに伴い、 隔週の土曜日に「子ども講座」を開催、1年間実施してきました。

 平成15年7月より福岡県が推進する青少年アンビシャス運動を、 毎週金・土曜日の2日間行っています。 夢や希望に満ちた子ども達を地域ぐるみで育てて行こうと、 「子どもたちの居場所づくり」に取り組んできました。平日は公民館内での遊びや簡単な工作品等を作り、 子どもたちに物を作る喜びを感じてもらうことや、土曜日には主にアウトドアでの体験事業を計画し、 実施してきました。

 平成15年度には、「子どもの居場所づくり」の開所イベントで、地域の特性を生かした体験活動として、 地引網を地域の方々の協力を得て行ったところ、多くの親子が集って楽しむことができました。
 また、星の観察にも取り組み、火星が最も地球に近づく時、 海辺の浜で望遠鏡を覗きながら火星の美しさを観察し感動しました。
 平成16年度には、サマーキャンプを行い、 竹パンづくりソーメン流し等、自然の中、 みんなで楽しむことができました。 親子で盲導犬、点字、白杖等を経験し、 体の不自由な方の日常生活がいかに大変であるかを理解しました。 秋には大分県の由布岳登山に挑戦し、山頂を目指して登山者全員がお互いに助け合い、 」自然の美しさ厳しさ等、登山の大変さを学ぶ事ができました。 山頂に至った時の感動は子どもたちの心の中でいつまでも生き続けることと思います。

 今年でアンビシャス広場活動は3年目になりますが、子どもたちが大人になっても 「ふるさとはよかったな」と思えるような活動を目指して、いろいろなことを企画し、 地域住民の協力を得て頑張っているところです。
 公民館と言えばお年寄りの学習の場でありましたが、今では子どもたちの声がいつも聞こえてきます。 子どもは無邪気で純粋で生き生きしており、大人の気持ちを癒してくれます。 これからも子どもたちと一緒に成長していけたらいいなと考える毎日です。

   
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