市町村のページ<特集:公民館と子どもたち>
大和町中央公民館ボランティアなんでんお助け隊
大和町中央公民館

1.事業の経過と目的
   平成13年7月11日に社会教育法の一部改正、14年度からの完全学校週 5日制の導入に伴い、地域において、意図的・ 計画的に青少年への様々な体験活動の機会を提供し、『生きる力』を育むために、ボランティアとして活動する子どもたちを町内小・中学校より募り、15年1月18日(土)に初代隊員15名が集い「なんでんお助け隊」が結成されました。

2.事業の概要
   お助け隊は、主に公民館で開催される成人式等の町行事、文化祭、子ども会のつどい等、各イベント時における受付、音響、照明、舞台係等として活動することで、事前に次の様な研修を実施しました。公民館内及びイベントの見学、公民館利用者や職員による館内機器操作についての指導、イベントスタッフの補助として実際の動きを体験しながら、係ごとの役割を確認していきました。第4回目は生涯学習推進大会のスタッフとして活動し、以後の自主的な活動に繋げるために、最終回には活動して感じたこと、及び今後の活動について話し合いを行い、参加者に事前研修の修了証書を交付しました。

3.事業の成果
   活動に参加した子どもたちの意見として、特に以下の3点があげられます。
 @普通なら出会う機会が少ない人と出会い、同年代、異世代の友達が多くできたこと
 A普段見られない施設やイベントの裏側を見て、そこで動いているスタッフの大変さがわかったこと
 Bイベント終了時に、大人の人から「ありがとう」と声をかけてもらい、大変うれしかったこと

   公民館としては、研修の中に地域人材が持っている力を取り込み、出会う機会の少ない異世代間の交流を深めながら、地域社会の一員として貢献する喜び を体感出来たことは大変意義あることであり、会場での子どもたちの姿や声がその場の空気を和ませ、地域を上げて子どもたちを見守っていく雰囲気が自然と芽生えつつあります。
4.今後の展望
   今後のお助け活動については、主体性を育て自主的な活動へと展開していくように、平成15年度の前半における活動内容等については、子どもたち自身で計画を立てており、公民館は様々な情報を提供しながら、相談等については協力出来るサポート体制を確立していきます。この取り組みが家庭、その他の地域活動へ繋がることで、ボランティア活動への意識が更に広がり、活性化していくことを願っています。


子ども会のつどい時の活動風景



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