地域子ども教室  わんぱくクラブ
うきは市御幸公民館

趣旨
 学校週5日制に伴い、子供たちが家庭や地域で過ごす時間が多くなりますが、この時間をどのように過ごすかが子供の教育にとって重要であることから「地域の子供たちは地域で育てよう」の思いで平成14年から本事業をはじめました。
ねらい
 このクラブのねらいは、趣味を活かしながら、現代の子供たちに欠けていると言われる「生きる力」を、大人、そして地域の異学年の集団の中で様々な体験を通して身につけさせようとするもので、いわば総合学習の実践です。
具体的活動
 開設する教室の内容は、俳句・童謡、絵画、書道、将棋、謡曲、民謡・民舞、陶芸の7つで、時間は全体では月4回、毎土曜日の午前中です。個別には第1第3、或いは第2第4と2回開催しています。  指導者は、地域の同趣同好の方々に全くのボランティアでお願いしています。指導への配慮は、立派に、上手にが目的ではなくて、一生懸命に、丁寧にと言うことに重点を置いています。  子供たちは、学習したことを、地域の文化祭や、フェアに出品、出場し地域の人々との交流も広まっています。
所感と提言
 教室開催に携わって思うのは、ねらいが実現されているかと言う点です。「生きる力」を養うと簡単に言いますが、一朝一夕に培えるものではありません。子供たちとふれあう中で感じるのは、価値観の違いです、しかし、価値観が変化するのは当然ながら、不変のもの、失っているものもあります。地域の教育力の希薄化が指摘されるとき、地域の大人が「しぐさ」でやって見せることが地域の教育力になると思います。
 実践に気配りをしていることは@明るいあいさつ、A元気な返事、Bきちんと後片付け、C物を大切にする、の4項目で、とりわけBの後片付けをきちんとする子、きちんとできる子に育てれば、所期の目的は達せられたのではないかと考えます。
 興味、感受性の旺盛な子供たちですが、言葉で言っても理解が出来ず実践しません。黙って大人が環境づくりに努め、その中に子供を置けば子供たちはそのように育つものと思います。その「しかけ」を考え実践するのが、地域の務めではないでしょうか
 
絵 画 教 室   書 道 教 室


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