市町村のページ 〔特集:公民館と子どもたち〕
 ・公民館は子ども達のサロンです。・・・福岡市筑紫丘公民館
 ・アンビシャス広場開設に向けて・・・遠賀町・芙蓉公民館
 ・学校外活動事業推進の取り組み・・・甘木市安川公民館
 ・子どもたちの声が聞こえてくる公民館は元気・・・大平村中央公民館
こちら県公連
 ・第50回福岡県公民館大会
 ・平成16年度県公連の活動
平成16年7月 公民館情報通巻99号
発行 福岡県公民館連合会
〒812-8575 福岡市博多区東公園7−7
福岡県教育庁教育企画部生涯学習課内
TEL:(092)651-1111 (内)5425・5426
祭りの宝庫・北九州
〜北九州市を代表する祭り〜
若松五平太ばやし(写真左上)
 石炭を発見した人の名にちなんで石炭を「五平太」と呼んでいた頃、石炭は「川ひらた」と呼ばれる小さな船で、日本一の石炭積み出し港である若松港に運ばれていきました。 この「川ひらた」の頭衆が船べりを叩きはやしながら、民謡などを口ずさんだのが始まりです。

大里電照山笠(写真左中)
 「大里電照山笠」で打ち鳴らす大里太鼓は、奉納太鼓として遠く一千年前、戸ノ上神社鎮座の頃から始まったとされています。明治の中頃、太鼓の名人広光宮司が神殿で 奉納する太鼓が人々の好感を呼び、春・秋の大祭が盛んになりましたが、昭和の一時期とぎれていました。昭和46年地元の人々の懐旧の情から郷土芸能として復活し、昭和61年から 大里太鼓を乗せ、今日のように華やかに電照されるようになりました。

小倉祇園太鼓(写真左下)
 「小倉祇園太鼓」は380有余年歴史を誇る小倉の八坂神社の夏祭りで、県の無形文化財に指定されています。小倉城を築城した細川忠興公が元和3年(1617年)城下町反映策として 祇園祭を始めたのが、その起源だといわれています。太鼓を据え付けた山車を引き、ジャンガラとヤッサヤレヤレの合いの手に合わせ、全国でも類を見ない両面打ちという打ち方で 若衆が太鼓を打ち鳴らし、町中が勇壮な太鼓一色に塗りつぶされます。

戸畑祇園大山笠(写真右上)
 享和2年(1802)、筑前国戸畑村に疫病が蔓延し、村人が須賀大神に平癒祈願を行ったところ、収束したため、翌年7月に解願行事として山笠を作り祝ったことが起源といわれます。 国の重要無形文化財にも指定されている戸畑祇園大山笠の最大の特色は、昼の古式ゆかしい「幟大山笠」が夜は飾りをはずし、12段309個の提灯に彩られた光のピラミッド 「提灯大山笠」へと姿を一変するところです。約60名の担ぎ手や鉦や太鼓のお囃子にあわせ「ヨイトサ、ヨイトサ」の掛け声で勇壮な光の絵巻を繰り広げます。

黒崎祇園山笠(写真右下)
 黒崎祇園山笠は、春日神社、岡田神社、一宮神社の氏子によって、古くから行われており、県の無形文化財に指定されています。祭りに繰り出す山笠は華やかな人形山笠ですが、 祭礼の幕あけ行事のお汐井とりには山笠の原型といわれる笹山笠が出ます。お汐井とりの後、笹山笠は人形飾山に衣替えし、勇壮華麗な祭りを繰り広げます。旧来、 「黒崎祇園山笠」は喧嘩山笠ともいわれ、車輪を軸に引き廻す様は見る者の血を騒がせます。


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